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資金の調達

ビジネスを始めるにあたって、充分な資金を調達するのは困難かもしれません。一番重要なことは、本当の所いったいいくら必要なのか、ですね。それを把握するには、あなたのクリアな思考と充分な理解が重要になってきます。 キャッシュフロー のページで取り上げたするスプレッドシートを利用すれば、その額を概算することができます。また、収入/報酬が経費を上回る時期がいつ頃になるのかについてより現実的な予測をたてておかなければなりません。CIBNETのいくつかの記事が、あなたに実際の数字をうちだす手助けになると思います。加えて、あなたと同じフィールドや近隣の場所で起業しようとしている人たちと実際に話をしてみることが大切です。(こういう場面で「CIBNETフォーラム」を是非活用してもらいたい)さて、可能な限りのアドバイスを受けたにも関わらず、資金額がどんどん膨らんでしまったとしましょう。そのような場合でも、あなたにはその倍の金額が必要になると思っていいでしょう。多くの起業の試みが失敗に終わってしまう理由のひとつは、初期段階での資金不足なのです。

あなたがビジネスをどれだけ広げるかによって、損益なしである期間の長さも変わってきます。損益がないのか利益が出るのかは、あなたがどれだけラッキーか、どれだけマーケティングをうまくやるか、また、経費の割合や他の様々な事象によって変わってきます。その多くはあなた自身ではコントロールできないものであるかもしれません。昨今は数多くのビジネス成功談が聞かれますね。学生時代から素晴らしいアイディアでビジネスを起こし経済的にも成功した人たち。でも成功者たちは自分が苦労した日々についてはあまり語らないもの。そこのところは覚えておいて下さい。

では、成功可能な起業のシナリオを挙げてみましょう。

自宅で作業する個人のクリエイティブのあなたは、資金たっぷりのクライアントの興味をそそるような作品を創りためておく。いわば自身の資産を創るともいえるこの作業に1年くらいはかかるかもしれなません。例えば、本を執筆したり、いいポートフォリオを作ったり、コンペへ出展したり、自作曲のレコーディングをしたり、映画の脚本を書いたり、ショートフィルムの撮影をしたり・・・どれも時間がかかります。またビジネスサイドでは、作品を買ってくれる人を見つけること。より大きな資金を出してもらえるパートナーを探し出す為のプラン作りもしていかなければなりません。こうした作業に1年かかるとして、その間の生活費、家賃や住宅ローン(あれば)、食費や光熱費が必要になります。その資金は何処から出てくるのかというと、多くの場合は両親のすねをかじる、パートナーや友人によるサポート、貯金を切り崩す、あるいはフルタイムの仕事をするということでしょう。いずれにしても、この段階で銀行が資金を貸してくれることはまずありません。

「銀行は、あなたが必要でない時にしかお金を貸してくれない。」~ ボブ・ホープ(米コメディアン)

もしあなたが銀行に、借りたい金額を上回る資産を提示したとしましょう。もしかしたら、万が一ですが、その場合は銀行は特別に資金をだしてくれるかもしれません。しかし、もしあなたがその資金を返済できなかった場合は、あなたの資産はあっという間に売却という目に遭ってしまいます。まあ、彼らもただ彼らのビジネスをやっているだけなのだから、銀行のやり方を非難は出来ないのです。可能な限り低率で金を借り入れ、可能な限り高率で金を貸し出すという銀行ビジネス。それによるマージンは実際非常に小さいので、銀行は不必要なリスクを冒すことはまずないですね。彼らにとっては、ビジネスの経験はゼロだが夢だけは大きい個人のクリエイティブにお金を貸すことくらい危険なことはないのですから。

あなたと友人3〜4人が集まって会社を興すとしましょう。家賃の安い仕事場を借り、自分たちの作品とクライアント等のコンタクトを集積し、ぱっと目を引く会社のロゴを作り、アシスタントを1〜2人おく。その場合、最初の1年半分の諸経費は全部カバーできるという確信がなければなりません。また借入金の返済や投資金の配当については、最初の2年程は実現できないと思っていた方が良いでしょう。起業とは「Back of an Envelope = 何をするのかのリストを封筒の裏にさらさら書き出してみる」ような簡単なことではないのです。立派なベンチャーなのです。そしてそれには、どういう手段を施したらいいのかについて、明確で詳細な理解を踏まえたうえでの慎重な経理マネージメントが必要とされます。経費の管理と今後の流れを予測したスプレッドシートは絶対に必要です。

あなたのアイディアを磨きあげ具現化するのに、豪華な家一件が買えるくらいの資金が必要な場合は、投資市場マーケットで資金を集めなければなりません。ベンチャーキャピタル、またマーケットへの上場等の方法があります。全くのゼロから、資金が潤沢であるという状態にもっていかなくてはならない。そこで 「エンジェル」 と呼ばれる投資家たちが登場することになるわけです。エンジェルはいろいろな形で現れます。通常は既に成功を収めた人たちで、ビジネスを始めるのがどれだけ大変であるかを理解し、彼らに続く者たちを助けたいと思っている。もしエンジェルが見つかったら、その人物に自分たちのビジネスについてしっかりと理解をしてもらい、進展状況を報告する時間を惜しまないことです。これをやらないと、たとえエンジェルといっても不安になってくるらしく、あなたへの信頼が揺らぎ、不安定な状態を呼び込むことになりかねません。また、どんなに全てがうまくいっているような時であっても、神経質になっている投資家というのは援助から手を引くこともあるのです。

起業するビジネスの規模に関わらず、クライアントから資金調達するというのが一番よいでしょう。契約の以前から多額の資金を援助したり、状況が進展するごとに追加の資金を与えてくれるような信頼できるクライアントの支援のもと起業することも可能です。もちろん、一つの仕事が終了したらすぐに次のプロジェクトを探さなければならないので、最初の仕事を終える前に次のクライアントを捜す作業も同時進行させることも忘れずに。

資金調達に関してはまだまだ話すことがあるので、サイト上の他の記事にも注目して頂きたい。

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