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所有権と報酬

マネージャーたちは、従業員にとってお金が一番の報酬でそれを与えていれば十分だと思いがちです。時間給や出来高制で働く人にはよいかもしれませんが、クリエイティブな仕事に対しての報酬の場合は異なります。これは何故かと言うと、クリエイターは創作のプロセスで自分自身の一部を作品に表現すると言っても過言ではなく、そのため金銭的には量れない部分があるのです。報酬が支払われ、所有権が移った後もクリエイターは心情的には作品の所有権を持ち続けているともいえ、もしこの「自己の投影」がきちんとした形で評価されず、お金以外の形で報われなければ、そのクリエイターのアイデアはいずれ出し尽くされ枯れいってしまうでしょう。

所有権はいろいろな形でとらえることができます。

  • 重要な成果をもたらしたスタッフに株式を与えるということも考えられます。作品の利用によってもたらされる利益の一部を受ける権利をクリエイターに与えるのです。また、ある
  • プロジェクトの成果に対して利益共有のスキーム(案)を採用することで、同じような短期の効果を得ることができます。
  • ある従業員の存在が企業にとって重要なら、企業の所有権をより多くもたせるべきです。そうすれば会社に対してより忠実になり、才能を失うリスクを回避できます。
  • クレジットするべきところでは必ずクレジットを加えましょう。著作者の人格権はクリエイターの代わりに主張してあげなくてはなりません。
  • いい作品はアワードやコンペを通して内外から同業者の注目を集めます。雇用者はこのような機会を作ってあげることができます。
  • エキシビジョンを開催してもいいでしょう。今ある資源を活用して、従業員の作品を展示すればいいのです。

単なるお金ではない、何らかの見返りがない限りインスピレーションは減退し、才能も枯渇してしまいます。個人の貢献を尊重することで、お荷物なだけの疲れ切った従業員を作らないようにしましょう。

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